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ギグワーカーという働き方

新しい働き方の一つとして注目される「ギグワーク」。

短時間かつ、継続した雇用関係がない単発で仕事をする働き方で、コロナの影響により採用する企業や「ギグワーク」で働く事を選択する人が急増しているのだそうです。

主に、コロナ禍で仕事が増えたフードデリバリーなどがその対象となり、その存在感が高めってきているようで、株式会社ツナググループ・イノベーションズが行なった「ギグワーカー」に関する実態調査によれば、「ギグワーカー」の約4割は会社員(正社員・契約社員派遣社員)が占めているのだそうです。

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ギグワーク

また、ギグワーカーとして働く回数については、会社員が「月に数回」と回答した人が30.7%、フリーターは27.6%、と「月に数回」働く人が共に最多となっているようで、次いで多かったのが、会社員は「年に数回」の29.6%、フリーターでは「毎日・毎週」で24.9%となっているようです。

そんな中、ギグワーカーとして希望する収入については、会社員の場合「5万円以下」が29.8%で最多となり、次いで「3万円以下」(19.3%)、「10万円以下」(16.9%)となっている一方、フリーターは「20万円以下」(28.7%)が最も多く、次いで「10万円以下」(16.6%)、「5万円以下」(15.5%)、「20万円以上」(14.4%)となっているようで、その双方の違いは、会社員が「副収入」と位置付けている一方、フリーターでは主な収入源と考えているという違いが示されています。

ギグワークとしての働き方のメリットとしては、隙間時間や好きな時間を使って働けることがあり、さらには会社やオフィスに縛られることなく、自宅などでも仕事ができることなどがあり、企業などに努めている社員であれば、会社でのスキルを生かして休日や仕事が終わった後にもう一稼ぎという副業的なスタイルができますし、子育てや出産で仕事から離れてしまった主婦や産休中の女性が、スキル維持や収入確保のために働くことも可能となっており、有意義な時間の使い方を生み出すことができます。

またやり方によっては、ギグワークを通じて、新たなビジネススキルを習得することもできますし、自分の会社では不要な技術にも着手できるなど学習の場にも最適ですよね。

また日本の企業は人を雇用すると、社会保険や教育・研修、オフィスの整備など賃金以外にもさまざまなコストがかかるうえ、むやみやたらと退職させることはできませんから、報酬が多少高かったとしても、ギグワーカーであれば、賃金以外のコストをカットすることができるので、結果的にトータルコストは抑えられ、さらに案件を単発で発注できるのも大きなメリットとなります。